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プロ野球クライマックスシリーズのルールや仕組みを簡単に解説!アドバンテージなどわかりやすく説明!?

今回はプロ野球のクライマックスシリーズについて。その特有のルールや仕組みなどを知りたいというわたし自身の立ち位置から、わたし自身が調べたものを簡単に、分かりやすく解説してみたいと思います。

なので、マニアックに「こうだああだ」という説明ではなく、「ふ~ん、そういう決まりなのね」って言う程度に判っていただけたらと思います。

クライマックスシリーズとは?

クライマックスシリーズを調べるきっかけは?

プロ野球のレギュラーシーズンはセリーグ・パリーグ共に「マジック1」16日にも優勝が決まりそうです。このレギュラーシーズンの順位によって決まる「クライマックスシリーズってどんなものなの?」って思ったのが、調べるきっかけでした。

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出典:http://daigoman.xyz/?p=1443

「セリーグとパリーグの優勝チームが日本シリーズって言う戦いをやって、勝った方が日本一!だったんではないの?」って思っていました。

しかし、世の中には「CS」だとか「クライマックス」とかの言葉が出てきて「何なの?」ってなったわけです。

クライマックスシリーズとは?

 

日本プロ野球で、年間日本一のチームを決定する日本シリーズへの出場権をかけ、セントラル・リーグとパシフィック・リーグそれぞれのレギュラーシーズン上位3チームが争うプレーオフ制度(ポストシーズンとも言う)の事です。

英語の表記はClimax Seriesで、略称として頭文字をとり「CS」とも言われています。2007年より両リーグで実施されるようになりました(パリーグは2004年から)。

CSはファーストステージファイナルステージの2段階に分けられていて、ファーストステージは、各リーグの2位と3位のチームが3試合制で勝敗を競い合います。その全ての試合は2位チームの本拠地で行われ、先に2勝したチームが勝者となります。

ファイナルステージは、レギュラーシーズン1位のチームとファーストステージの勝者のチームが、レギュラーシーズン1位チームの本拠地で6試合制で戦います。

その際、レギュラーシーズン1位チームには、試合をする前から1勝分のアドバンテージが与えられ、先に4勝したチームが日本シリーズへの出場権を手にすることになります。

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出典:http://t.pia.jp/feature/sports/climax/

つまり、日本シリーズに出場するための権利を得るには、クライマックスシリーズを勝ち抜かないといけないわけです。

クライマックスシリーズ独特のルールとは?

ファースト、ファイナルのどちらのステージも、延長回は12回までで、同点の場合は引き分けとなり、再試合は行われません。引き分けや雨天中止などによって勝利数が同じになったときは、レギュラーシーズンの上位チームが勝者となります。

さらに、下位チームの勝利数が上位チームを上回らないことが決まれば、その時点でステージは終了し、上位チームが勝者となります。

また、出場できる選手は、8月31日時点で球団に支配下登録されている選手で、かつ、その後のCSの期間中においても支配下登録されていなければならないことになります。

予告先発については2016年まで、パリーグでのみ実施されています。セリーグは2012年のレギュラーシーズンから予告先発を実施していますが、クライマックスシリーズでは実施されていません。

ただし、第2戦以降の予告先発の発表は、レギュラーシーズンとは異なり、翌日にも試合が行われる場合のみ当日の試合終了後となります。

過去には?

ということになると、レギュラーシーズンで1位になったチームが日本シリーズに出れなかったことがあるの?という疑問がわいてきますよね。

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出典:https://40exchange.com/2016climax-4431

両リーグでクライマックスシリーズが始まって以降2016年までに、レギュラーシーズン1位のチームがファイナルステージを勝ち上がったのは、セ・リーグが8回、パ・リーグが9回でした。

そして、レギュラーシーズン3位のチームが日本シリーズの出場権を得たケースは、2010年のパ・リーグの千葉ロッテマリーンズだけで、この年千葉ロッテ日本シリーズにおいても優勝しています。

なぜ?クライマックスシリーズをする意味は?

では、なぜ、クライマックスシリーズを行うといいのでしょうか?わたしなりに思ったことなのですが、こんなふうに思いました。

このクライマックスシリーズの導入によって、2位や3位のチームにも日本一になれる機会が与えられたことになり、Aクラスに入るという新たな価値が生じたことになります。

同時に、優勝チームは無条件で日本シリーズに出れるわけではなくなったため、優勝決定後も決して気を抜けない状況となったことはいうまでもありません。

つまり、優勝を逃した後であっても、ファンはクライマックスシリーズへ出場の可能性が残されている限りプロ野球のレギュラーシーズンに目を向け続けるでしょう。

また球団にとっても、クライマックスシリーズが地元で開催されれば多くの入場者を獲得できるため、興行する効果は非常に大きなものとなります。なぜなら、NPBの収益となる日本シリーズと違って、クライマックスシリーズの収益は球団のものとなるからです。

つまり、クライマックスシリーズをすることは、複数のメリットが考えられ、従来のレギュラーシーズン優勝者同士の日本シリーズから、現在のクライマックスシリーズ方式へと変わったのだと思います。

2017年クライマックスシリーズ日程!

そして2017年のクライマックスシリーズの日程は、以下のように決まっています。

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出典:http://npb.jp/games/2017/schedule_climax_cl.html

果たして、両リーグの日本シリーズ進出チームは、優勝チームなのか?それとも・・・